3級FP技能士を独学2ヶ月で取得する
「FP技能士」とは?
(社)金融財政事情研究会 >> FP技能士検定機関(国家資格)
【 ※国家資格である1級~3級ファイナンシャル・プランニング技能士の検定試験を行なっている団体 】
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 >> AFP・CFP認定機関(民間資格)
【 ※主に民間検定であるAFP・CFP資格の認定を行なっている団体。2級と1級実技の技能士検定も行なっている。 】
はじめて学ぶファイナンシャルプランナー >>(FP試験・資格ガイド/相互リンク)
【 複雑なFP試験についてわかりやすくまとめてあるサイトです。資格受験者には大変参考になります。 】
【ECC】低料金で修了認定が可能です!今ならFP3級講座が無料!!
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ここでは、(社)金融財政事情研究会が行なう、国家資格である3級ファイナンシャルプランニング技能士試験について説明をします。従ってそれ以外の詳細は省略するので、気になる方は上記のリンク先で調べて下さい。
3級ファイナンシャル・プランニング技能士」検定試験について
・ (社)金融財政事情研究会主催の国家資格試験である。
・ 監督・認定官庁は厚生労働省(大臣)である。
・ 国籍・年齢関係なく誰でも受験可能。
・ 検定試験は毎年5月・9月・1月にある。試験日は日曜日。
・ 検定試験は学科・実技から成立っており、学科は午前、実技は午後に行なわれる。
・ 検定試験の金額は、学科・実技共に各3000円。両方受けたら6000円。
・ 検定試験はどちらか一方だけ合格した場合の、一部合格制度がある。
・ 試験合格後、試験結果が郵送される。
・ 完全合格(学科・実技の両方)者には、試験結果と共に合格証書が発行される。
・ 試験合格後、登録などの料金は一切発生しない。
管理人の合格体験記 (3級FP技能士2ヶ月合格法)
管理人は2007年1月29日に行なわれた試験に合格しました。勉強を始めたのは10月中旬からで、試験までは3ヶ月程ありましたが、土日は完全オフで、勉強自体も身を入れてやっていたわけではないので、ちゃんとやれば2ヶ月で合格する力は付くと考え、2ヶ月合格法の話を進めます。それともう一つ重要なこと。管理人はFPの勉強開始直前まで宅建試験の勉強をしていたので、不動産の知識は人よりも豊富だったと言えます。予めご了承下さい。
本題に入る前に、管理人の性格について一言。「数学が苦手・物理が嫌い、数字に弱い法学部の大学生」ということだけ述べておくので覚えておきながら文章を読んで下さい。役に立ちます。
さて、3級の試験範囲は大きく分けて6つあります。「ライフプランニング」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」です。それぞれを簡単に説明すると、「ライフプランニング」は、FP技能士のあり方や、年金・社会保険についての問題です。「リスク管理」は損害保険や生命保険について、「金融資産運用」は、投資信託や外貨預金などの知識を問います。「タックスプランニング」は税金について、「不動産」「相続・事業承継」はそのままです。この中で一番厄介なのが「タックスプランニング」だと思います。
3級レベルでは何とか大丈夫ですが、税金の計算などは大変です。逆に比較的楽なのが、「相続」です。、特にFP試験の「相続」は法律関連資格の中で、最も楽だとされています。あとおすすめとしては「不動産」です。「どうせ、宅建の勉強してたからでしょっ」とか言わないで下さいよw
不動産は専門用語が多く、実技ではそれなりの計算問題もありますが、覚えてしまえば楽な分野となるので、初学者でも問題はありません。FP合格に必要な知識は、宅建ほど高度なものを求められている訳ではないので大丈夫です。
テキストを通読する時は問題ないのですが、過去問を解く時は勉強する順番に注意した方がいいです。と言うのも、難しいものから手をつけた方が後々楽になるので、管理人の場合は「タックスプランニング」→「不動産」→「金融資産運用」→「ライフプランニング」→「リスク管理」→「相続・事業承継」の順番で、繰り返し過去問を解いていきました。最初は厳しいかもしれませんが、ぜひこの順番で頑張ってみて下さい。きっと力が付いてくると思います。
合格一直線!具体的な勉強方法
次に具体的な勉強方法を説明します。管理人も不動産知識があったとはいえ、FP全体を見れば完全な素人です。学生なので実生活でも保険や税金などとは無縁の生活をしていたくらいですから。
さて、まず用意したのはテキスト(参考書)1冊と過去問題集1冊です。これだけです。これだけで国家資格に合格できます。最初にテキストを通読します。細かいところを気にせず、わからない単語や箇所はどんどん読み飛ばして行きます。大体の全体像を掴むようにして、テキストを一通り読み終えたら、次に普通に読みます。重要そうな言葉・わからない言葉をチェックして、丁寧に読んでいきます。付箋を貼ったりして工夫して下さい。そして読み終えたら、過去問題集に入ります。前に書いた順番で問題を解いていき、わからないところは、解答を見て、何故そうなのかを解説を読んで考えて下さい。全体的な勉強のスタイルとしては、テキストで言葉や体系を覚えて、問題集で問題を覚えるのです。兎に角問題を暗記するくらい過去問をひたすら解いて下さい。
さて、過去問題集の問題にも慣れてしまい、問題を見ただけで解答がわかるようになったでしょうか。そうなったら今度は、本当の過去問題を解いてみましょう。(社)金融財政事情研究会のサイトで過去問題を公開しているので、残された時間や合格率などを見て選び、印刷して実際に時間を計って解いてみます。ここでいきなり合格点を取れても喜ばないで、間違えたところをしっかり復習して、後は試験直前までどんどん解いていきましょう。
おすすめテキストの紹介
管理人の使用参考書 (3級FP技能士2ヶ月合格法) 他人がどんな参考書を使用して合格したのかは、受験生誰もが気になるところです。ここでは管理人が試験合格時に使用した参考書を紹介します。
FP技能士3級試験最短集中ゼミ〈2011~2012年版〉
まずはテキストです。このテキストは「3週間で合格に必要最低限の知識を身に付ける」ことを目的にして書かれています。表や図が取り込まれてわかりやすく解説されているので、初心者にもおすすめです。また学科だけでなく実技試験にも対応しているので、これ1冊で対応可能です(経済的w)
そして各単元末に練習問題が載っているので、確認して知識の定着を図りながら進めることが出来ます。まずはこのテキストを通読します。読んでいてわからない部分も出てくると思いますが、最初からわからないのが普通(わかったら勉強しない)なので、兎に角最初は読み進めて、2回目・3回目と読んでわからないところ徐々に無くしていきましょう。
(※最新版と管理人使用参考書は表紙が異なりますが、同一著者・シリーズの新刊版となってます)
FP技能検定3級精選過去問題集〈2012年版〉
次に過去問題集です。全ての資格試験に欠かせないものです。テキストはともかく「過去問なんだからどれを買っても同じでしょ」と思う方もいると思いますが、過去問題集をどこで選ぶかというと「解説」です。問題と解答だけ載っている問題集を買うのはおすすめしません。この過去問が優れている点は、解説の丁寧さと解答確認の便利さにあります。まず解説はとにかく丁寧です。解答確認の便利さとは、見開きで見た時、左半分に問題、右半分に解答・解説が載っており、すぐに確認することが出来て、面倒臭くないですw そして当然この1冊で学科・実技の両方を勉強することが可能なので、他の問題集を買う必要はありません。
表紙にも書いてあるように「この1冊をマスターすれば一発合格」できます。おすすめです。
管理人はこの2冊で合格できました。お気づきになったと思いますが、テキストと問題集で出版社が違います。必ずしも、テキストと問題集を同じ出版社でそろえる必要はないということです。自分に最適なものを選ぶことが合格への近道です。書店で中身を確認して、管理人のアドバイスが為になりそうだったら、ぜひこのページから買って下さいw Amazonさんで1500円以上の購入で送料無料です。
合格証書と使用参考書まとめ (3級FP技能士2ヶ月合格法)
いかがでしたか。合格時の管理人の様子から、合格方法を導き出すことは出来ましたか? 毎日頑張れば2ヶ月を更に短縮できるかもしれません。テキスト自体が「3週間」なので、あとは休日などを利用して過去問題を繰り返し解き、知識の定着を図れば万全です。そしてテキストを読み終え過去問題集に突入したら、毎日解いて下さい。量は多ければ多いほどいいですがとにかく毎日やることを心がけて下さい。過去問題集に慣れたら1週間で2順は可能となるでしょう。そしたら、模試代わりに(社)きんざいのサイトで過去問題をDLして時間を計ってチャレンジしてみて下さい。合格目指して頑張って下さい。